スペイン語を学び始めたはいいけど、動詞の活用が多過ぎて嫌になりませんか?私自身もそれで嫌になっていた1人です。だからこそ楽する方法を頑張って探しました。
この記事ではスペイン語学習の初期で諦めた人向けに、現在形・過去形・未来形の3つの時制を最小限の努力で使いこなす方法をお伝えします。
なお、意識低い系スペイン語習得アニメ「カタコト・スペイン語」チャンネルでもほぼ同じ内容を紹介しているので、動画の方が頭に入るという人はこちらからご覧ください。
1、現在形は助動詞で乗り切る
直説法現在と呼ばれる、いわゆる現在形の活用をスペイン語の授業では一番最初に学びますよね。しかしこれを全部網羅するのってかなり大変です。
そこで憶えておきたいのが主要な助動詞を使いこなすこと。次の3つの助動詞を完璧にしておけば、助動詞の後は動詞の原形をくっつければいいのでかなり便利です。
poder 〜できる querer 〜したい tener (que) 〜しなくちゃ
3つめの「tener」については、必ず「tener que+原形」となるので、セットで憶えてしまった方が良いでしょう。
詳しく知りたい人は、別の記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
2、過去形は現在完了形で乗り切る
スペイン語の過去形は、地域によって使うシチュエーションが少し違います。中南米では点過去がたっぷり使われる一方で、スペインでは今日の出来事は現在完了形にし、それより前なら点過去を使うと分けているようです。
そこで、過去形の代理として現在完了形を使ってしまいましょう。細かいニュアンスはズレてしまいますが、カタコトでもいいから伝わるスペイン語で話したいなら、許容範囲内。
haber + 過去分詞で現在完了形が作れます。
え?!過去分詞??と思った方。過去分詞の作り方は結構簡単です。
過去分詞 : "-ar"動詞には "-ado"を、 "-er" 動詞と"-ir"動詞には "-ido"を語尾に加えるだけ。
動詞の点過去の活用をすっとばせるなら、このくらいはなんともないですよね?
また、詳しく知りたい人は、別の記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
3、未来形の頼みの綱は”ir”
最後に未来形については、「ir + a + 原形」の形を使えば万能です。これは英語でいうところの「be going to 原形」という感じですね。いつでも使えるのでしっかり憶えておきまさよう。
ただし、不規則活用をするirについては暗記必須となります。・・・がんばってください。
さらに詳しく知りたい人は、別の記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
未来形チートをir+a+原形でしよう【カタコト・スペイン語】
動詞の活用の丸暗記から逃走できる!
現在形・過去形・未来形の3つの時制を最小限の努力で使いこなす方法を紹介しました。
新しい動詞が出てくるたびに、主語に合わせて6種類の活用を憶えて、時制が変わるたびに追加で憶えて・・・と進めていた人は、まずはこの方法をマスターしてみましょう。それぞれに助動詞3つ、haber、irが必要になりますが、この5つをなんとか憶えれば、そのあと新しく出てきた動詞は原形をくっつけるだけです。
このように工夫して、スペイン語を少しでも楽しく勉強し続けてくださいね。