新型コロナの影響が意外なところにも波及していて、驚くことも少なくなってきました。コロナウイルス封じ込めの一環として、今夏は富士山の登山口が全て閉鎖されるというニュースがありました。せっかくなのでスペイン語で読んで、単語数を増やすのに役立ててみましょう。
この記事は、International Pressの記事「Cierran las rutas de escalada del monte Fuji para este verano」 を元にしています。
登山口:la ruta de escalada
まずは富士山の登山口の話。この記事では、例年の登山シーズンである7月1日から9月10日まで閉鎖が発表されたと書いてあります。
登山口:la ruta de escalada
escaladaは、登山ももちろんそうですが、ロッククライミングなどを指す時も使われる単語です。関連する動詞として、escalar:「よじ登る」があります。
日付とパーセンテージの読み方
パーセンテージや日付が記事内に出てきているので、復習しておきましょう。数字についてはもう完璧!という人は、この項目は飛ばしてください。
まず、パーセンテージはpor cientoといいます。その上で「60%の登山者が使用する吉田ルート・・・」といった意味で文中に出てくる「60%」をスペイン語で読んでみましょう。
60% : sesenta por ciento
次に登山シーズンの期間の言い回しです。
desde el 1 de julio al 10 de septiembre:7月1日〜9月10日
文字を見てすぐに何月かわかったでしょうか。使わないとこういった言い回しは忘れていくので、たまに復習しておきましょう。
さらに、数字についてまだ自信がないという人は、こちらの記事で復習してくださいね。
なぜか誰も教えない、スペイン語の数字の法則【1〜2桁編】
スペイン語の数字をマスター【3〜4桁編】
鬼門!?5のつく数字をまとめて整理【カタコト・スペイン語】
噴火:erupción
実は大規模な噴火の時期をのぞくと、富士山が開山しないのは今回が初めてなんだとか。
せっかくなので噴火などの災害時に必要な単語もみておきましょう。
噴火:erupción 溶岩:lava 煙 :humo
LAVAなんてホットヨガの会社の名前として頭に残っている人も多いのではないでしょうか。溶岩の意味なんですね。
humoは煙という意味で、それがタバコでも火山の煙でも同じ単語です。
火山にもいくつか種類がありますよね。休火山・死火山は今では使われていない表現ですが、単語を増やす目的で一応眺めておきましょう。
活火山:volcán activo 休火山:volcán apagado 死火山:volcán extinto 海底火山:volcán submarino
それぞれ、activo = 活発なという形容詞、apagado = 電源などを消す・切るという意味のapagarの過去分詞、extinto = 消滅するという形容詞、submarino = 海中の・海底のという形容詞がついています。
とっさにこの4つの名前が出てこなくても、会話などで出てきたら意味から推察できてありがたいですね。
ちなみに、富士山は現在活火山に分類されています。噴火履歴がある火山・今後噴火の可能性のある火山は全て活火山なのだそうです。(参考:活火山とは|気象庁)
また、火山の噴火後、陥没などによってできた窪地のことをカルデラといいます。実はこれもスペイン語で、その他にもこんな意味があります。
caldera: カルデラ、鍋、大釜、ボイラー
カナリー諸島の噴火口の凸凹した地形を表すのに使われたのが、窪地のことを指すようになった最初だそう。こちらのページから実際の地形を写真で確認できます。
余談ですが、今年かなり活発に活動している火山のひとつがメキシコのPopocatépetlです。ニュース映像で噴火の様子が確認できます。
単語を増やすなら関連単語を必ずチェック
ここまで、登山や活火山に関連して様々な単語を紹介しました。単語を増やす時、こういった関連する単語を興味をもってさらっていくことで、何もしていない人との差が歴然とついてきます。
今回取り上げた記事は、富士登山を楽しみにしていた人にはとても残念なニュースですよね。また登山を楽しめる時が早く来るように、今、自分ができることを精一杯進めておきましょう。
最後に、記事を全文読んでみたい人のために、International Pressの記事リンクを再掲しておきます。
Cierran las rutas de escalada del monte Fuji para este verano