【Cybrary編】課金前に知りたい!オンラインで独学する学習サイト【サイバーセキュリティ】

ついにはプログラミングだけでなく、サイバーセキュリティの勉強を始めてしまいましたKaoruです。

最近は隙間の時間でオンライン学習やワークショップへの参加をしています。趣味はCTF(Capture The Flagというサイバーセキュリティの技術を競う競技)と言える日がいつか来るでしょうか・・・今回はそんな中で出会った学習サイトCybraryについて概要を説明します。

Cybraryとは米国発のサイバーセキュリティ学習サイト

Cybraryはアメリカ・メリーランド州に拠点を置く、サイバーセキュリティのオンライン学習サイトです。動画を中心としていて、もちろん英語です。日本語字幕なしですが、プレゼン資料やツール使用中の画面を共有しつつの音声解説が割と多いので、英語が全くわからない方でも翻訳ツール片手に食らいついていくことは可能だと思います。

基礎的な講座を無料で視聴可能としているようで、その内容だけでもかなりのボリュームです。クラウド、ネットワークやサイバーセキュリティについて学びたい人には有用な学習サイトですね。

Cybraryで提供されるコンテンツは動画が中心

Cybraryは動画学習を中心として、Slackコミュニティ、Liveコンテンツなどが用意されていて、チューターとコミュニケーションをとりながら学習を進めることができます。

毎週新しい動画がアップされているので、新しい技術を率先して学びたい方にもよいかもしれません。動画のサムネイルのセンスがかっこよくて、どの講座も覗きたくなります。

今週リリースの動画と今月リリースの動画の一部はこんな感じです。

個人向けには、Free(無料会員)とCybrary Insider Pro(有料会員)があり、無料でできる範囲は大きく分けて2つのジャンルです。

1.Free Online Cyber Security Training
2.Free Online AWS & Microsoft Azure Certification Training

1つ目のFree Online Cyber Security Trainingには、具体的にはこれらのレッスンが用意されています。

  • CompTIA A+
  • CompTIA Network+
  • Cisco CCNA
  • CompTIA Security+
  • Cryptography
  • Ethical Hacking and Penetration Testing
  • Computer and Hacking Forensics
  • CompTIA Advanced Security Practitioner (CASP)
  • Certified Information Systems Auditor (CISA)
  • Certified Information Systems Security Professional (CISSP)
  • Post Exploitation
  • Social Engineering and Manipulation
  • Python for Security Professionals
  • Metasploit
  • Malware Analysis and Reverse Engineering
  • Advanced Penetration Testing by Georgia Weidman

これらのレッスン動画を無料で見られるんです。だいぶ太っ腹ですよね。

その一部は、Youtubeチャンネルにもアップされているようです。

Cybrary Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/cybraryit

有料会員であるCybrary Insider Proになると、ハンズオン・ラボの活用、メンターによるケア、Slackコミュニティへの参加やスキル認定、転職の機会に至るまで提供されます。かなり至れり尽くせりですよね。

さらに、インストラクターやアシスタント、メンターへの応募も受け付けているので、しっかり学んだら今度は学習者をサポートする側に回ることもできるんですよ。

Cybraryの料金体系

Cybraryのレッスンを始めるためにはメールアドレスなどによる会員登録が必要です。この時点ではFree(無料会員)です。

有料会員のCybrary Insider Proは、まずは7日間のフリートライアルから始めることができます。フリートライアル終了後は月額$99で続けられます。

8月下旬ごろのBack To School、11月末ごろのBlack Fridayなどのタイミングで頻繁にセールをしています。アメリカの企業ならではですね。

2019年のBlack Fridayのセールでは、年間契約が半額以下でした。

私もセールを活用して初月50%オフで登録しました。もし有料会員にアップグレードするなら、そういったセール時期に来るオファーメールや告知を見逃さないようにしてください。

感想:2週間ほど真面目に取り組んでも全然追いつけないほど充実のコンテンツ

Cybraryは、今までレビューしてきた日本のプログラミング学習サイトと比べると、結構高額だなという印象です。Paizaラーニング12ヶ月分(7,200円)より、Cybrary1ヶ月分($99)の方が額面が上ですからね。その分、頑張って勉強しようと気合が入りました。

会員登録後、最初の2週間は休みの日も平日夜の時間もできるだけ活用して、Cybraryの動画学習を続けました。Become a Pentesterというキャリアパスを選んで進めていたんですが、かなり頑張ったつもりでもほんの28時間しか受講できませんでした。全体で106時間あるコースのわずか33%のコンプリート率です。(このあと時間をなんとか割いて52%まで進め、2019年10月に有料会員を退会しました)

ひとまずこの経験から、そこから見えたメリット・デメリットを説明します。

Cybraryで学習するメリット

ハンズオン・ラボが使い放題

私が課金に至った最大の理由が、ハンズオン・ラボでした。解説動画の中では、一気に複数の仮想環境を立ち上げて、Windowsで行なっている通信をKALIのツールで分析する、などといったデモンストレーションがおこなわれます。初心者の私には正直その動画だけでも感動モノなんですが、実際にこれらのラボで自分で実験することもできるんです。しかもラボはブラウザベースなので環境を気にする必要がありません。

メンターがついている

メンターが面倒を見てくれる学習サイトは、珍しいのではないかと思います。メンターにキャリアのことや勉強していてわからないことなど相談できるのは大きな安心感に繋がるのではないでしょうか。

冒頭にも書いたように、Cybraryはアメリカを中心としています。日本との時差を考慮すると、オリエンテーションやメンターとのやりとりの時間帯は真夜中か午前中になってしまう可能性が高そうです。平日昼間の仕事をしている私の今の生活サイクルには、これらの時間帯が合わなそうだったのでメンターの活用などについては今回は参加を見送ってしまいました。

しかし、メンターを活用できる状況なら、是非活用しましょう。メンターに面倒を見てもらった方が学習効果が高まるに違いありません。

Cybraryで学習するデメリット

時間がたっぷり取れないとコスパは良くない

Cybraryの料金と、仕事の合間などのCybraryの勉強にかけられる時間との釣り合いを考えると、どうしてもコスパが良くないように感じました。

また、転職を見据えて学ぶ場合、キャリアパスを選択してそのコースにアサインされている動画を順に学んでいくのですが、キャリアパス1つにつき少なくても12時間、長いものだと200時間を超えた内容が用意されています。もし仕事の繁忙期などで時間がうまく取れないと、キャリアパスをなかなか達成できないままとなり、気持ちが離れてしまいやすいかもしれません。

そういった状況を避けるためのコミュニティであり、メンターなのだと思いますが、それを活用できる時間的余裕がないと厳しいかなという印象です。

動画自体が受講者に合わない場合もある

また、2点動画学習が難しいと感じた点がありました。

1、大教室の講義の録画は、好き嫌いが分かれる

大学の講義を階段教室で録画したようなタイプの動画がごく一部の無料コースに含まれていました。私のような、講義形式を一方的に聞き続けるのが苦手な人には逆効果な動画だと感じて、そっとその動画は参加を辞退しました。

2、アクセントの強い英語の動画は、英語慣れしていないとキツい

英語は地域によってアクセントがだいぶ変わる言語で、慣れていないと全く違う言語に聞こえたりします。たとえば、私自身はアメリカのアクセントには慣れていますが、メキシコ人の英語やインド人の英語はかなり聞き取るのが苦手です。そのため、講師がアクセントの強い英語を話す人だと聞き取るのに精一杯で、内容が頭に入ってきません。

動画に字幕がつけられるなら良かったのですが、集中力が削がれて勉強にならないのは困りものです。

Cybrary有料会員 退会方法

主には上記理由で、Cybraryの有料会員を約2ヶ月で退会することにしました。

どのサービスでも退会方法って一見してわかりづらくなっているので、説明しておきますね。

まず右上のマークからSettingsを選びます。

表示された3つのタブから、Membershipを選択すると、Active Subscriptionsが表示されるので、そのSubscriptionをクリックします。

すると、「月額$29でいいよ、と言ったら継続します?もうちょっと頑張りません?」とメッセージが表示されます。Subscriptionではお決まりのパターンですよね。(スクショなくてごめんなさい)

そんなに安くなるのかい!と突っ込みながらNoを選択しましょう。

すると次は、「わかった、でもアンケートだけ答えて。すぐ終わるから。そしたら解約させてあげる」と、10項目以上あるアンケートをどどんと表示してくれます。

全ての回答が必須項目、自由記述が半分もあってちょっとめんどくさいです。しかしこれが記入できれば、素直に有料会員をやめることができますので頑張りましょう。

アンケートをSubmitすると、先ほどのMembershipの画面に戻ってきます。Active SubscriptionsにEnds on Oct 26th, 2019と有料会員終了日が記載されているのがわかりますね。

ちなみに有料会員をやめても、アカウントは継続して保持できますので、ご安心ください。

まとめ:Cybraryは時間がきっちり取れる時に集中して勉強するには最高の学習サイト

デメリットを多めに書き連ねてしまいましたが、総じてCybraryはとても良い学習サイトだと思います。ただ、学ぶべき内容が多いため、忙しくて時間をあまり作れない人にはお勧めできません。時間がきっちり取れる時に、集中して勉強するには最高のサイトです。

少しでもクラウドやネットワーク、サイバーセキュリティに興味が湧いたら、Cybraryをのぞいてみてください。