社員旅行や新年会・忘年会は、日頃の勤労をねぎらいつつ、チームとしての一体感を作ることができる社内イベントです。しかし社内イベントに参加しなければならないのが苦痛でたまらないという声も聞きます。かくいう私も、社内イベントがストレスになってしまう一人です。
ですが、社内イベントをうまく生かせば、通常業務からは得られない効果が期待できるんです。
この記事では、イベント制作・現場経験15年のKaoruが、新しい社内イベントを取り入れたいと考えている方に向けて、社内イベントの企画例と社員の参加率アップの秘訣をお教えします。
社内イベント最大のメリットは優秀な人材を惹きつけること
社内イベントの一番大きなメリットは、優秀な人材を惹きつけることです。
社内イベントは直接的な売り上げには繋がりませんよね。それでもコストをかけてまで行う理由は、社内イベントを実施することで社員同士のコミュニケーションが活発になり、職場の雰囲気がよくなり、ひいては優秀な人材を繋ぎとめるからです。
もはや社内イベントをおこなわないことの方がデメリットですね。
おすすめ社内イベントの企画例
たとえ予算が少なくても、各社員の体力の差を気にせず、楽しめる社内イベントはたくさんあります。具体的に見てみましょう。
ファミリーデイ:子供の笑顔に癒されてハッピーが広がるイベント

家庭を持った社員が多い会社なら、一番おすすめなのがファミリーデイです。
実は、毎日の半分を占める家庭での時間が問題なく過ごせることが、仕事でパフォーマンスを発揮できるかどうかを左右する大きな要因となります。家族をもてなすことができる社内イベントはとてもオススメです。
ファミリーデイは、平たく言えば社員の家族(親兄弟、配偶者、お子さんやパートナー)がオフィスを訪問するというイベントです。
お祭り気分を盛り上げるために、バルーンアーティストや綿あめ屋さんなどの屋台を呼んだり、パーティフードなどを用意できるといいですね。また、お子さんでも体験できるような自社製品やサービスがあれば、体験会として紹介するのも喜ばれます。
ハロウィンやクリスマスなど、イベント化しやすいタイミングでコスチュームを着てBGMなどをかければ盛り上げやすいですよ。
戦国運動会:たっぷり身体を動かすイベントの決定版

身体を動かす系のイベントでは、身体能力の差が気になるものです。しかしその心配もないのが戦国運動会です。日々のストレスに悩まされがちな社員も、たっぷり体を動かすことでストレスの解消に繋がりますね。
実は過去にチャンバラ合戦大運動会に参加したことがあるのですが、運動神経に自信のない私でも十分に楽しめました。戦国運動会をはじめとするテーマ運動会はかなりオススメです。
人気のテーマの運動会 | 運動会の新アイデアなら社内運動会.com
人狼:賢さを高め合うコミュニケーションゲーム

TV番組で見て知っている方も多い「人狼」に、興味を持つ人は少なくないでしょう。社員数が多い場合には、いくつかのチームに分かれてもいいかもしれません。
人狼は、コミュニケーションが主体になるゲームです。仕事で関係性がなく今まで話したことがない社員同士でも、会話のきっかけになって打ち解けやすいですよ。
主催者が参加したことがない場合は、初心者でも参加できる人狼を提供しているお店でこの機会に体験してしまいましょう。東京をはじめとする主要都市に展開する人狼HOUSEがお手頃です。
豪華な会場でのパーティ:非日常空間で癒される贅沢タイム

女性が多い職場であれば、ホテルの会場やレストランの個室などを貸し切って、日常とかけ離れた豪華な場所でのパーティを企画してみるのもよいでしょう。少しドレスアップしないと思えるくらいの場所がちょうどいいといえます。
非日常の空間でおもてなしをされれば、社員の気持ちがリフレッシュされること間違いありません。
そのほかオススメのイベント
そのほかにもたくさんのゲームが紹介されているWebサイトをご紹介します。
チームビルディングにおすすめな「ゲーム」15選。短時間で楽しみながらコミュニケーション活性化を – TUNAG
自分の会社に合う、楽しそうなイベントは見つかりましたか。イベント内容の目星がついたら、次は社員の参加率を上げる秘訣をお伝えします。
社内イベントの参加率を上げる秘訣は5つ

社内イベントは、会社という大きなチームの結束力を高めます。そのため、できるだけ参加率を上げる必要があります。
参加が面倒くさい、参加する意義がわからないという社員をどうやって減らすかを考えると、参加率を上げる方法が見えてきますよ。
【社内イベントの参加率をあげる5つの秘訣】
- 普段の業務を圧迫しない
荷物や事前の学習などが必要ない手軽なイベントにしましょう。 - 手軽に楽しめる
手軽に当日に臨めるイベントにすれば、プレッシャーを感じる人も少ないはずです。 - 参加型イベントである
ただ講義を聞いたり、どこかに観光に行くものよりも、話し合いをおこなうなどお互いの顔を見て協力できるイベントがチームビルディングには向いています。 - 印象深い
どんなに楽しかったか、思い返したくなるようなイベントを目指しましょう。 - 出来るだけ勤務時間の一部を使用する
土日のリフレッシュする時間がイベントに当てられるのを嫌がる人は少なくなりません。平日の午後など、勤務に差し支えない時間を選んで実施しましょう。
まとめ:社内イベントで長年働きたい会社にしよう

社内イベントの企画例と社員の参加率アップの秘訣を紹介しました。
社内イベントをおこなえば、社員の満足度もアップし、離職率も下がり、職場の雰囲気も良好になり、優秀な社員を繋ぎとめられ、上手くいけば他社への転職を経てノウハウを持って出戻ってくる可能性さえあります。それだけ社員を大事にしてくれる会社への心理的繋がりは強くなるものです。
社内イベントを生かして、長年働きたい会社だと社員に印象付けられることを目指しましょう。