必ず誰かの役に立つ、ふるさと納税のすゝめ【プチ体験談あり】

ふるさと納税ってもう始めていますか?だいぶ前からある制度ですが、私の周りでは実際に活用している人はいませんでした。

しかし何でも挑戦してみないと!と思って、私は2018年度に初めてふるさと納税を試し、2019年2月にふるさと納税の申告を含んだ確定申告をおこないました。やってみると、意外と簡単なんです。そのため、紹介する記事を書くことにしました。

この記事では、初心者に近い視点で、他のブログやサイトではなかなか紹介されない、誰かの役に立つふるさと納税の方法を 次のような方に向けて紹介しています。

  • 知人・友人から「所得税・住民税は必ず納税するものなのだから、ふるさと納税をやったほうがよい」と勧められた方。
  • まだふるさと納税について詳しく知らない方。
  • 興味はあるけれど、ふるさと納税をすることで、税金に関する事務手続きが変わるのが心配な方。
  • 忙しくてふるさと納税の返礼品の食材の受け取りが難しい方。
  • 出張や外食が多く、家族もあまりいないので美味しいものを返礼品として頂いても食べる機会がないため、諦めていた方。

読み終わるころには、きっと少額から始めてみたくなりますよ。


ふるさと納税とは

ふるさと納税とは、自分で選んだ、応援したいと思う自治体に寄付ができる制度のことです。簡単な手続きで、所得税や住民税の還付・控除を受けることができます。そして多くの自治体では地域の名産品などのお礼の品(=返礼品)を用意しているため、たくさんの方が利用しています。

返礼品には、高級な牛肉やお米、果物などの家族で楽しめる食材が人気ランキングの上位に常に表示されています。高価なものが少なくない家電製品も返礼品として人気のようです。また、早いタイミングだと旅行券やギフトカードなどの金券も扱われているのですが、数量が限られているため1月〜2月のうちに売り切れとなってしまうものがほとんどです。

ですが、金券のような返礼割合(ふるさと納税をおこなった額に対する返礼品の額面の割合)が非常に高い返礼品は、今後禁止されてしまうといわれています。①自治体に縁のない、②還元率が30%を超えている、③換金性が高い 場合はふるさと納税にふさわしくない返礼品と見なされ、各自治体は返礼品の見直しを求められているのです。2019年8月の新制度スタートに伴い、禁止となりました。

参考:ふるさと納税に係る返礼品の見直し状況についての調査結果(平成30年9月1日時点) (総務省 ふるさと納税ポータルサイト)

必ず誰かの役に立つ、ふるさと納税という選択

ふるさと納税を紹介しているページのほとんどが、このような「お得な」情報ばかり紹介されています。けれど、独身で仕事をしている方で、ふるさと納税をまだしていない方は下記のような方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 出張や外出が多く、自炊をしていないので食材があっても使えない。(もしくは料理がとても苦手)
  • 美味しそうな返礼品に興味はあるが、家族と一緒に住んでいるわけではないし、友人も少ないので、そんなに大量に届いても困る。
  • 面白そうな体験の返礼品に興味はあるけれど、忙しくてそんな体験をする時間は取れない。

けれど、 

せっかく納税するのなら何かに役立てたい。



もしあなたがこのように考えるならば、次のようなふるさと納税はいかがでしょうか。

1、災害復興支援

平成30年西日本豪雨、平成30年北海道地震などの復興支援のためのふるさと納税ページが楽天で設置されています。(2019年2月現在)

平成30年西日本豪雨 寄付受付
https://event.rakuten.co.jp/furusato/notice/nishinihon201807/

平成30年(2018年)7月の活発な梅雨前線による記録的な豪雨によっておこった、西日本を中心とした土砂災害や冠水などの大きな被害に対する継続的な支援のための寄付

平成30年北海道地震 寄付受付
https://event.rakuten.co.jp/furusato/notice/hokkaido201809/

平成30年(2018年)9月6日未明に発生した北海道胆振地方を震源とする地震(平成30年北海道胆振東部地震)の被害に対する継続的な支援のための寄付

メリット:

  • 支援が必要な地域に寄付を届けることができます。
  • 金額は、一口千円×好きなだけですので、とても気軽です。(なお、年間の寄付金額が二千円以下の場合には、ご自身の寄付金控除の適用外となりますので、ご注意ください。)
  • 返礼品はありませんので、仕事が忙しくてなかなか返礼品の宅配便を受け取ることができない、というわずらわしさもありません。

2、盲導犬訓練支援寄付

こちらも楽天に掲載されている、ふるさと納税の紹介です。

京都府亀岡市では、関西盲導犬協会への盲導犬訓練支援寄付を、ふるさと納税ですることができます。額面は3種類登録されていて、1万円でオリジナル付箋、5万円でタオルもしくは付箋、10万円でぬいぐるみもしくはバッグのいずれかを返礼品として頂けます。

実際の返礼品は、それぞれのページでお確かめください。


【ふるさと納税】盲導犬訓練支援寄付〜「行きたい場所に、安心していける社会に…」〜(10,000円)


【ふるさと納税】盲導犬訓練支援寄付〜「行きたい場所に、安心していける社会に…」〜(50,000円)

【ふるさと納税】盲導犬訓練支援寄付〜「行きたい場所に、安心していける社会に…」〜(100,000円)

メリット:

  • 金額は3種類用意されているので、予算に応じて寄付することができます。
  • かわいらしいオリジナルの返礼品が届きます。


私の場合は2018年度、これらの①災害復興支援も②盲導犬訓練支援寄付を、ふるさと納税でおこないました。特に②盲導犬訓練支援寄付は返礼品がかわいらしかったので、写真を付けてSNSで公開したところ、友人の視覚障がい者の方から急にお礼の連絡を頂いたんです。

私自身が彼女に直接なにかをしたわけではありませんが、視覚障がい者である彼女の立場から、友人である私が盲導犬協会への寄付をしたという行為は、彼女自身のために行動したことのように感じられて、とても嬉しかったそうです。それを聞いて、私も嬉しい気持ちになれました。

あなたの周りでも、このような予期せぬ嬉しい連鎖が起こるかもしれません。

【結論】手続きは簡単、後悔する理由がありません

さて、ふるさと納税をまだやったことのない方は、税金に関する書類の雑務が増えてしまうのではないかと心配している方もいるかもしれませんね。しかし予想に反して、書類の手続きはとても簡単です。後から振り返れば、こんな簡単な手続きだったら二の足を踏む必要はなかったと思うでしょう。所得税の申告方法別で、以下にパターン別に解説していきます。

1、給与所得のみで、年末調整を会社でおこなう方

この場合は一番簡単です。ワンストップ特例制度を活用しましょう。

まずはふるさと納税をする際に、ワンストップ特例制度の申請用紙を希望し、自治体から届いたらすぐに必要事項を記入して返送しておきましょう。

必要な事務処理はこれだけです。

ただし、確定申告が必要になってしまう場合がいくつかありますので、注意が必要です。

  • 1月1日~12月31日までにふるさと納税をおこなった自治体の数が6自治体以上となると、確定申告が必要となってしまいます。面倒な書類作業を増やしたくない場合は、自治体数についても5つ以下となるように気を付けましょう。
  • 医療費控除などの申告予定がある場合には、確定申告が必要になります。ワンストップ特例の書類を申請した後でも、必ず確定申告をおこないましょう。


なお、ワンストップ特例制度が適用された場合は、所得税からの控除は行われず、全額が翌年度分の住民税から控除されます。

2、確定申告をおこなう方

確定申告をおこなう方は、ふるさと納税の手続き後に自治体から郵送される寄附金受領証明書を大切に保管してください。この証明書の原本は、確定申告の際に添付提出が必要です。

なお、オンラインで確定申告書を作成する方には、とてもよくまとまっているページがありましたので、以下のページの【STEP2】確定申告書の作成・書き方 ⑨所得控除の入力を参考にするとイメージがつかみやすいと思います。

ふるさと納税 確定申告ガイド(ふるさとチョイス)

確定申告を行うと、ふるさと納税をおこなった年の所得税から控除され、さらにふるさと納税をおこなった翌年度分の住民税が減額される形で控除されるそうです。

詳しくは、下記リンクのふるさと納税ポータルサイトの「控除額の計算」でご確認ください。
税金の控除について(総務省 ふるさと納税ポータルサイト)


何万円くらい、ふるさと納税できるのか

では実際にあなたの年収だと、いくらぐらいふるさと納税できるのでしょうか。総務省のふるさと納税のページには、年収と世帯構成ごとに全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安の一覧表が掲載されています。あなたの去年の年収などを参考にして、ご覧ください。

税金の控除について(総務省 ふるさと納税ポータルサイト)

注意しておきたいこと:偽サイトには注意

なお、総務省のふるさと納税ポータルサイトでふるさと納税について調べている最中、ふるさと納税に関するサイトを装った詐欺があったという記述を見つけました。

ふるさと納税の偽サイトにご注意ください(総務省 ふるさと納税ポータルサイト)

偽サイトに注意してくださいと言われても、どのように偽サイトを見分ければよいのかわかりませんよね。この機会に本物のふるさと納税のサイトと偽サイトの見分け方を調べてみたところ、こんなブログ記事を見つけました。とてもよくまとまっているので、参考にご覧ください。

ふるさと納税詐欺を見分ける方法まとめ~自治体公式サイトとURLを要チェック~(TOKUSATO)

なお、私が2018年度にふるさと納税のために利用したサイトは、楽天のみでした。もともと楽天市場で利用していて信用しており、さらにアカウントを新規開設する必要がなかったからというのが理由です。住所やクレジットカード情報の入力など、新しいサービスを利用する時は意外と手間が多いですからね。


まとめ

美味しいものを返礼品として頂いたり、宿泊利用券や体験プログラムを返礼品として頂いたりしたら、家族や友人との素敵な時間を過ごすのに活用出来ます。きちんとシステムを理解してふるさと納税をすれば、このように生活に彩りを加えることができる素晴らしい制度です。まだ利用されていない方は、この機会に少額から試してみてはいかがでしょうか。

そして、万が一日本各地で災害が起こったときは、その地方への災害復興支援として、ふるさと納税で貢献できることも、どうか思い出してください。

補足:「ワンストップ申請特例が適用されない旨のお知らせ」

平成30年度の確定申告を31年2月に終えた31年4月、「ふるさと納税におけるワンストップ申請特例が適用されない旨のお知らせ」という書面が、居住エリアの課税課から私の手元に届きました。

私の場合、当初はワンストップ申請特例を活用しようと考えて、適用を希望する旨を最初の自治体に申請していました。しかし予定していたよりも、ふるさと納税をする件数が多くなったため、確定申告でふるさと納税に関する申請を全てやり直したのです。そのため課税課から「ワンストップ申請特例が適用されなくなりましたよ」という通知が届きました。

このように、以下のような条件を満たす場合には、ワンストップ申請特例が適用されない通知が届きます。

  • 確定申告書の提出をした方
  • (東京都23区の場合は)特別区民税・都民税申告書の提出をした方*
  • 確定申告の必要がある方
  • 寄付先団体数が5団体以下ではない方
  • 平成31年1月1日現在の住所所在地が変更となった方

*23区以外の場合は、お住いの地区の市民税や県民税についての申請書を提出した方。

手続きが必要となる場合もありますので、お住まいの地区の課税課で速やかに手続きを済ませておきましょう。