スペイン語を学び始めたはいいけど、読み方がうまくできなくて困ってはいませんか?スペイン語習得の上で、誰もがつまづきやすいポイントを説明しています。
今回は「Rの発音」を中心に紹介していきます。
意識低い系スペイン語習得アニメ「カタコト・スペイン語」チャンネルでも紹介しているので、動画の方が頭に入る人は、YouTubeでご覧ください。
スペイン語の発音は、基本的にはローマ字読みでOK!なんですが、少しだけ例外があります。その一つがRの発音の仕方です。
Rは位置と個数で発音が変わる
Rの発音は、大きく分けて3つのパターンがあります。
1、真ん中のRは、シンプルな「ら、り、る、れ、ろ」
例: originalmente, caro
これは一番簡単ですね。日本語の「ら、り、る、れ、ろ」と同じということです。
2、冒頭のRは一巻き
例: rosa, realmente
最初の難関となるのがこの冒頭のRです。巻き舌から始まる単語は少なくないですが、発音する時、ちょっと心の準備が必要ですよね。
3、中の二つのRは2巻き
例: cerrado, carro
単語の途中に出てくる「rr」は、巻き舌に慣れていても厄介に感じます。しかし、あらかじめ心の準備をして挑めば、その単語を言う前にしっかり息を吸って巻き舌をすることができますよ。
みなさん、できましたか?Rの発音をちゃんと出来ないと、ネイティブに別の単語に勘違いされて、会話の途中で何の話だろう?となってしまうケースがあります。
具体的な巻き舌習得法
日本語には正式には存在しない、巻き舌の技術なんですが、日本人でもケンカっ早そうな口調のときに巻き舌が出る人もいますから、私たちにできないものではありません。訓練で身につけることができるので、まだできない人は、この機会に一緒にトライしてください。
まずは洗面所でうがいから
まずは洗面所でうがいをするところから始めましょう。水を口に含んで、上を向いて、がらがらがら・・・きちんと出来ますか?
「ぶくぶく・・・」と左右にほっぺたを膨らませて口をゆすぐことも、うがいと呼ばれることがあるようですが、今必要なのは「がらがらがら・・・」と音をさせながら喉の奥を水でゆすぐ方です。
※うがいの詳しい解説は、明治うがい薬のページに解説があるので、こちらでご覧ください。

次は水無しのうがいでシミュレーション
今できたうがいを、次に水無しでやってみます。
どうでしょう?水のない状態でも、水がある時と同じように、口の奥や舌の根本を振動させられますか?
今度は、上を向かずに同じことを試す
今度は上を向かず、水のない状態でやってみましょう。うがいをしている時と同じように、口の奥や舌を震わせることができていたら、もうほぼ完成です。
最後は、実際の単語に挑戦
最後に、Rから始まる簡単な単語を言ってみましょう。口をあまり閉じすぎないのがポイントですよ。
巻き舌Rの技術は後から練習で身につく。難しかったら少しエクセサイズしておこう
いかがでしたか。もしどうしても巻き舌が難しい場合は、舌の筋肉をストレッチしたり鍛えたりすると、やりやすくなると思いますよ。小顔効果も見込めるので、一石二鳥です。
また、Rの発音を練習できる単語を動画内で紹介しているので、合わせて活用してください。¡Hasta la proxima!
また、その他のRの巻き舌の克服方もこちらの記事で紹介しているので併せてご覧ください。